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2025年12月22日

第18回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展-

ADaCは、『 第18回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展- 』に出展します。

SDV開発での安全性・セキュリティ対策、システム複雑化という重要課題に対し、最適なソリューションをご提案します。

実績豊富なリアルタイムOSと開発環境は、自動車業界で求められる高い安全基準に対応し、開発効率を大幅に向上させ、次世代OTA技術により、車両のソフトウェアを安全かつ効率的にアップデート、迅速な適用と機能追加を実現します。また、高度なタイミング解析ツールで、複雑化するソフトウェアの動作を可視化・最適化、システム全体の品質を向上させます。さらに、車載ネットワークの第三者認証サービスにより、相互運用性を実現。第三者認証取得を支援し、市場投入までの時間を短縮します。

開催概要

【 会 期 】

2026年1月21日(水)~23日(金)

【 小間番号 】

W10-40

【 セミナープログラム 】

出展内容

SDV時代、車載ソフトは高度化が進み規模が急拡大している中、ECU統合やOTA更新への対応が急務となっています。
本展では「ソフトが主役の車へ」をテーマに、AD/ADAS向けASIL-D対応リアルタイムOS、制御マイコン向けリアルタイムOS、次世代OTA、認証試験、タイミング解析などコア技術とともにご紹介します。

●AD/ADAS向け高信頼性リアルタイムOS

リアルタイムOS「INTEGRITY」は、アプリケーション実行中にメモリ破壊が発生してもカーネルや他のアプリケーションに影響を与えず、安全にシステムを実行できる世界一堅牢なOSです。アプリケーションを仮想アドレス空間単位で分離・保護することで、外部からの侵入や攻撃があっても、システムに一切の影響を及ぼすことなく安全にシステムの実行が可能です。

機能安全認証 ISO26262 ASIL-D、情報セキュリティ評価基準コモンクライテリア ISO/IEC 15408 EAL6+、サイバーセキュリティ ISO/SAE 21434 CSMS認証など多数の安全認証を取得しており、高い安全性と信頼性を実現しています。

本展では、アプリケーションにメモリ破壊が起きても、安全にシステムを実行する様子をデモでご体験ですることができます。AD/ADAS車載システム開発で、高い安全性と高信頼性を実現するソフトウェア開発が必要なお客様は、ぜひご覧ください。

●制御系マイコン向けリアルタイムOS / ASIL-D対応 統合開発環境MULTI

リアルタイムOS「μ-velOSity」は、高速・コンパクトで、限られたメモリリソースの製品に最適です。Memory Protection Unit対応により、タスクを安全に分離でき、ISO 26262 ASIL- DやIEC 61508 SIL 3など機能安全認証に対応可能で、開発コストと市場投入時間を削減します。

統合開発環境「MULTI」は、プログラミングからデバッグまでを統一GUIでサポートし、複雑なプログラム動作を可視化する「History」や問題原因を逆再生で特定する「TimeMachine」を搭載。モデルベース開発などのサードパーティーのツールとの連携も可能です。

本展では、「μ-velOSity」上のアプリケーション動作を「MULTI」の強力なGUI機能でシームレスに可視化する様子をデモでご覧いただけます。制御系ECU開発で、初めてリアルタイムOSの採用をご検討のお客様や、AUTOSAR CPからの移行をご検討のお客様、限られたメモリリソースの中で機能安全対応が必要なお客様に最適です。

●AI × 次世代OTAソリューション

eSync OTA」は、世界で数百万台の導入実績を持つ先進的な車両OTAソリューションです。サイバーセキュリティ法規UN-R155/156に準拠し、ゼロトラストモデルで最高クラスのセキュリティを実現。特許取得の適応型デルタ圧縮技術により効率的なデータ更新が可能です。

更には、車両データをリアルタイム収集・蓄積し、Webポータルで一元管理、収集した膨大なデータのAIでのフィルタリングにも対応。オンデマンドでのソフトウェア追加やサブスクリプション等の有償サービスを提供します。自社構築と比較し、クラウドサービスからサポート、セキュリティ対策まで全て対応。独自圧縮技術とリトライ・ロールバック機能により、コスト削減と効率的なOTAシステム導入を実現します。

本展では、次世代のOTAソリューションの核となる、機能アップデート、車両データ収集、オンデマンドサービスの各機能をワンストップのデモで実演します。短期間で安全かつ信頼性の高いOTA導入が課題のお客様に最適なソリューションです。

●車載ソフトの遅延を可視化と解析

タイミング解析ツール「T1」は、自動車向けECUの動作タイミングを検証する実績豊富なツールです。SDVの普及により複数ECUの連携が必要となった現代の車載システムでは、複雑化に伴うタイミング検証ニーズが高まっています。

T1」は、実機ソフトウェアのクリティカルなタイミング問題を迅速に発見し、開発効率と信頼性向上を実現します。PCベースのソフトウェアで視覚化・解析・設定が可能で、複数の計測機器は不要です。既存インタフェース(CANなど)を利用してECU動作中のタイミング解析ができ、ECU改造や特別なハードウェアも必要ありません。

本展では、複数の車載ECUが連携する複雑なシステムでも、実機上で何が起きているかをGUIで直感的に把握でき、問題の原因追跡から解決までを短時間で行うデモをご紹介します。動作中、ECUにおけるソフトウェアのタイミング問題を効率的に発見したいお客様に最適なソリューションです。

●車載ネットワーク評価を網羅する全方位型ソリューション

ADaCは、車載ネットワークに関わる各種プロトコルの評価・解析・認証試験をワンストップで提供する技術パートナーです。

対応規格は、CAN、CAN-FD、LIN、CXPI、Automotive Ethernet(10BASE-T1S〜マルチギガ)など幅広く、SDV化が進む中で高度化する通信要件に対応できる体制を整えています。また、通信品質の確保に不可欠なEMC評価、設計変更やサプライヤ差異を確認する等価性評価、ネットワークの物理レイヤ性能を検証するPCN(Physical Communication Network)評価など、多面的なアプローチで車載通信の堅牢性と妥当性を確認できます。

これらの総合評価サービスにより、量産前のリスク低減と品質保証を強力に支援します。OEM、ECUサプライヤなど、幅広いユーザ層に向け、国内外OEM要件に精通した技術力を基盤に、次世代車両開発の品質向上と効率化に貢献します。

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