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2007年05月07日

Green Hills Software 社がμ-velOSity™ RTOSの新版Version 2.2を発表!

Green Hills Software 社(以下、GHS 社)は、μ-velOSity RTOSの新版 Version 2.2を発表しました。μ-velOSity Version 2.2では、新たにMIPS®プロセッサをサポートし、PC互換ファイルシステム、wear-leveling、フォルトトレラントフラッシュデバイスマネージャ、USB1.1および2.0 デバイスクラスフレームワーク、GHNet TCP/IPネットワーキングツールなどのミドルウェアが加わりました。 これにより最小限のフットプリントで最大限の性能を引き出すことができます。

 

μ-velOSity Version 2.2 の概要

  • μ-File
    μ-velOSity用のPC互換ファイルシステムは、普及率の高いFATファイル形式とオプションをサポートし、IDEディスクドライブやGreen Hills社のwear-levelingフラッシュ管理テクノロジなどのあらゆるデバイスメディアに移植できます。μ-Fileは使いやすく、POSIX、C標準I/O、C++ I/Oストリームなどの標準プログラミングインターフェースを備えています
  • μ-USB
    μ-velOSity用のUSBデバイス管理ソリューションには、USBデバイス接続を管理するためのフレームワークとAPI(Application Programming Interface)が搭載されています。細かいUSBプロトコル処理をソフトウェアが実行するため、開発者はアプリケーション開発に専念できます。μ-USBは、USBメモリスティックなどの大容量ストレージを含むさまざまな種類のデバイスに実装できます。
  • GHNet
    μ-velOSity用のTCP/IPネットワーキングツールは、TCP/UDP、SNMPを含むあらゆるプロトコルをサポートします。GHNetは、包括的なRFC、標準準拠と検証を提供し、高性能で小さなフットワークプリントのネットワーク向けに設計されているため、信頼性が高く効率的なネットワーク接続が必要とされるメモリリソースが制限されたデバイスに最適です。
  • サポートプロセッサ
    MIPSのサポートによりμ-velOSityは、組込みデバイスで使われている主要な32ビットマイクロプロセッサアーキテクチャを全てサポートし、高性能で低消費電力のSOC(System-On-a-Chip)組込みアプリケーションをサポートします。なおμ-velOSity Version 2.2では現在 ARM®, Power Archtecture®, ColdFire®, MIPS®, Blackfin® プロセッサファミリに対応しています。
  • 【 μ-velOSity 】
    最小ROMサイズ 1.6KB、最小RAMサイズ 1KB、サービスコールタイム30サイクルのμ-velOSityは、メモリリソース制限が厳しい組込みデバイスに最適なRTOSです。開発者は、μ-velOSityのわかりやすいAPI、完全にツール統合されたMULTI IDE、シンプルで低価格なビジネスモデルを利用することにより、他のRTOS(Real-Time Operating System)製品を使って開発するよりも高性能で低コストなシステムを短時間で市場投入することができます。さらに、μ-velOSity APIは、Green Hills Software社のINTEGRITY RTOSとの上位互換性を考慮して設計されており、INTEGRITYの優れた信頼性を生かした将来的な設計のためのアップグレードパスを提供しています。

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