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ニュース・プレスリリース

2017年

2017/12/21
株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ

Green Hills Software、車載統合コックピットの製品サービス提供範囲を
NXP i.MX 8ファミリに拡大
~ トラステッドなソフトウェア基盤と先進の開発ツールが64ビットソフトウェアコックピットで利用可能に ~

米カリフォルニア州ロサンゼルス 2017年11月28日発表 - 車載向けの高く保証されたリアルタイムOSと仮想化技術の世界的なリーダーであるGreen Hills Software(以下、GHS)は、NXP® Semiconductor社(以下、NXP社)製 i.MX 8ファミリのアプリケーションプロセッサに対し、安全でセキュアなリアルタイムOS INTEGRITY®(以下、INTEGRITY)と、それに伴う製品 / サービスのポートフォリオが利用可能となったことを発表しました。64ビットによるトラステッドなINTEGRITYのランタイムアーキテクチャは、ASIL認証された開発ツール、組込み暗号化ツールキット、およびクラウドベースのセキュアな資格情報管理システムなどによってサポートされています。この結合されたスケーラブルなプラットフォームによって、世界中の自動車メーカーと、そのサプライヤは、安全が認証されているインストルメントクラスタ、マルチスクリーンによるエンターテインメント、自動車特有のクリティカルな情報といった車載向けソフトウェアコックピットに対し、安全でありセキュアでもあるグラフィックリッチな性能の新たな水準をもたらすことができます。

● ソフトウェアコックピット

今日の自動車の車中では、運転手と同乗者は、リッチな3Dディスプレイ、シームレスな接続性、賢いグラフィックインターフェイス、Appストアといった、日頃の体験と同様のデジタルな体験ができることを望んでいます。これに答えるべく、自動車メーカーとティア1サプライヤは、車載ECUに対し、数億行におよぶ新たなソフトウェアを追加し続けています。これは、自動車の安全性、セキュリティ、および堅牢性に対する広範囲の要件を伴った世界中の様々なサプライヤから提供される新しいソフトウェアです。歴史的に見て、これには、ケーブル、コスト、重量、スペースなどをさらに必要とするECUの新たな追加が求められました。それに代わる新しいアプローチは、複数のソフトウェア機能やECUをより少ないECU、さらには単一のECUに結合するECU統合です。

INTEGRITYのリアルタイムOSアーキテクチャは、ライフクリティカルな組込みシステム向けに設計され、認証されています。つまり、旅客機を首尾よく航行させたり、手術装置を制御したり、ISO 26262 ASIL Dの車載機能を実行したりするために厳しく証明されています。INTEGRITYの分離アーキテクチャによって、ソフトウェアチームは、ソフトウェアのタスクに必要なシステムリソースを保証する一方で、同一プロセッサ上で異なるクリティカルレベルのソフトウェアを安全かつセキュアに実行させることが可能となります。

i.MX 8ファミリのアプリケーションプロセッサは、スケーラブルな機能と性能を備えたマルチコアプラットフォームであり、64ビットのARM® Cortex®-A72、-A53、-A35、およびCortex-M4がベースとなっています。看板となるハードウェア機能には、先進のマルチストリームビジョンを処理するパイプライン、デュアルコアGPU、システムMMUなどが含まれますが、それらは数例に過ぎません。これらすべてが、4つの1080pスクリーン、イメージスティッチングに対応した8個のカメラによる360度サラウンドビュー、専用の暗号セキュリティ、ノイズキャンセル機能付きのHiFi 4 DSP(Digital Signal Processor)音声認識などを作動させる効率的な性能を供給します。


NXP Semiconductor社 i.MX Applications Processor Product Line Vice PresidentであるRon Martino(ロン・マルティーノ)氏のコメント:

「GHS社のような確かなパートナーとの提携によって、2007年以降、1億3,000万台を超える自動車にi.MXが採用されてきました。次世代のソフトウェア統合コックピットは、絶対的な信頼と保証を伴う環境で様々なソフトウェア機能が安全かつセキュアに実行できて初めて完全に実現できると言えましょう。実績あるINTEGRITYの分離アーキテクチャ、i.MX 8の性能、そしてリソースパーティショニングの組合せというテコ入れによって、自動車メーカーとティア1サプライヤは、自社の製品プログラムで量的な競争力の優位性を実感することができます。」

● ソリューションの構成要素

NXP社のリファレンスプラットフォームに向けた今日のGHSの基本的なサポートをはじめとして、顧客は、i.MX 8とi.MX 8Xのアプリケーションプロセッサに基づく独自のカスタムプラットフォームの構築に向けてGHS製品が提供する包括的な一連の機能が利用できます。

  • 工業、航空電子工学、医療、自動車、および鉄道分野の、セーフティかつセキュリティクリティカルなソフトウェア向けのトラステッドなランタイム基盤であるリアルタイムOS INTEGRITY。NEON SIMDやハードウェア仮想化といったi.MX8が持つアクセラレータをより一層強化する、ARM社の64ビットCortex-A72とCortex-A53コアに対する性能重視の最適化。
  • ネイティブの実行性能、フレキシブルなプロセス間通信、CPUなどのクリティカルなシステムリソースを共有させるためのオプションなどとの干渉を防ぎつつ、セーフティクリティカルなISO 26262アプリケーションと一緒にLinuxやAndroidといったゲストOSを安全に実行するINTEGRITY Multivisor™のセキュアな仮想化拡張機能。
  • OpenGLとVulkan規格を遵守するGPUアクセラレーテッドなフル3Dグラフィック。
  • INTEGRITYのトラステッドなパーティション内でAUTOSARソフトウェアコンポーネントを実行可能とする、AUTOSAR規格完全遵守のアプリケーションフレームワーク。
  • ROMサイズに2KBも必要としない、Cortex-M4Fコア向けの小型でシンプルなリアルタイムOS µ-velOSity™。リアルタイムOS向けのシンプルなAPIとソースコード一式、そして選抜きのミドルウェア。
  • 64ビット統合開発環境 MULTI®、デバッガ、新記録を達成したGHSのC/C++最適化コンパイラ、64ビットのツールチェーン、実行プロファイラ、その他数多くの統合された時間短縮ツール。
  • MISRA C遵守のチェッカー、ランタイムエラーチェック、および静的ソースコード解析ツール DoubleCheck™をはじめとする統合されたコード品質ツール群。
  • ARM社の業界標準CoreSight™を利用するGreen Hills Probe™SuperTrace™ Probeによるマルチコアの実行制御、ボード立上げ、低水準のデバッグ、そしてリアルタイムトレースデバッグ。
  • セキュアブート、セキュアデータストレージ、セキュアネットワーク(SSL、TSL、IPSec、SSH)、およびデジタル署名されたセキュアなOTAファームウェアアップデートを通じて組込みデバイスを保証するFIPS(Federal Information Processing Standardization)140-2遵守のサービスを備えたEmbedded Cryptographic Toolkit。
  • 信頼できないネットワーク上でも製造サプライチェーン全体でセキュアな証明書を管理するクラウドベースのDevice Lifecycle Management(DLM)。
  • グラフィック、ネットワーク、接続性、暗号化、アプリケーションモデリング、および組込みデバイスの開発と展開のあらゆる局面を網羅する実績あるパートナーエコシステム。
  • 安全性 / セキュリティの認証、システム性能、プログラマの生産性に対するサービス。

■ Green Hills Software, Inc.(GHS)について

Green Hills Software社は1982年に設立され、独立系として最大の組込みソフトウェア・ソリューション・プロバイダです。2008年、GHSのINTEGRITY-178B リアルタイムOSは史上初めて、また唯一NIAP(米国国家情報保証パートナーシップ:NSAとNISTの共同事業)により ”EAL6+, High Robustness“ として認証されました。これは、これまでソフトウェア製品が達成した最高レベルのセキュリティです。GHSのオープン・アーキテクチャの統合開発ソリューションは、機器に緊密に組込まれ、セキュリティが絶対的に重要で高い信頼性をもち、工業界の認証を受けたソリューションを求める軍事・航空、医療、工業、自動車、ネットワーク、および家電分野のアプリケーションを対象としています。本社は米国カリフォルニア州サンタバーバラで、欧州本社を英国に構えており、日本を含むアジア地域では、GHSの技術パートナーである株式会社アドバンスド・データ・コントロールズがサービスを提供しています。GHSに関する詳しい情報は、Webサイトhttp://www.ghs.com/ をご覧ください。

■ 株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)について

アドバンスド・データ・コントロールズは、1982年に設立され、「最適なソフトウェア開発環境」を常に追求し、時代を先取りしたベスト・ソリューションをトータルに提供するリーディングカンパニーです。ワールドワイドなアライアンス体制を強みに、米国 Green Hills Software社の技術パートナーとして、ローエンドからハイエンド製品まで対応した組込みシステム開発ソリューションや、タイミング検証・最適化ツールなどの自動車関連ソリューションを、日本の顧客ニーズに対応した形式で提供しています。ADaCに関する詳しい情報は、Webサイトhttp://www.adac.co.jp/ をご覧ください。

【本件に関するお問合せ】

株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ  営業本部 企画部 TEL:03-3576-5351 / FAX:03-3576-1772
E-mail:planning@adac.co.jp


*Green Hills Software、およびINTEGRITY、Multivisor、μ-velOSity、MULTI、DoubleCheck、Green Hills Probe、SuperTraceは、米国、およびその他の国におけるGreen Hills Software,Inc. の商標または登録商標です。その他の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

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