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2015年07月02日

Green Hills Software、Freescale社の革新的なS32V200ビジョンプロセッサ向けに 産業界随一のサポートを発表

~ 64ビットのADASプラットフォームが、Co-piloted(副操縦士)カーを可能にする安全性、セキュリティ、性能を提供 ~

 

米カリフォルニア州サンタバーバラ 2015年6月19日発表 – モノのインターネット(IoT:Internet of Things)最大手の独立系ソフトウェアベンダーであるGreen Hills Software(以下、GHS)は、専用のビジョンプロセッサコア搭載のクアッドARM® Cortex®-A53コアを特徴とするFreescale® S32V200車載ビジョンプロセッサ向けに用意された、リアルタイムOS INTEGRITY®、および64ビットの統合開発環境 MULTI®を含む、産業界随一のADAS(先進運転支援システム)用プラットフォームを発表しました。自動車メーカーと傘下のティア1サプライヤは、初めて強力な64ビットコア上で先進のビジョン、フュージョンアプリケーションの開発が可能となり、同時に、世界で最も信頼できる車載ソフトウェアの実行環境によって、歩行者の検知、交通標識の認識、サラウンドビューによる障害物の回避といった安全でセキュアなADAS機能が確信を持って展開できるようになります。

 

Freescale社 Global ADAS Microcontroller Product Line ManagerであるDavide Santo(ダビデ・サント)氏のコメント:
「複数のカメラやセンサによるビジョンアプリケーションにとって、GHS社のリアルタイムOS INTEGRITYと、それを実行する当社のS32Vプロセッサの組合せは、理想的なソリューションです。S32Vに対する過去2年以上に亘る当社と、GHS社の提携が培ってきた信頼できる実行プラットフォームにより、顧客はエキサイティングな「co-pilot(副操縦士)」時代に向けて、今日の「支援」機能を超えた先進的な運転者システムが、確信を持って取込めるようになりました。」

 

運転手の利便性や死亡事故の減少を追及する競争が激化する中で、現在、自動車メーカーは、限られた状況認識に基づいた車載ADASシステムを組入れています。次のステップは、クリティカルな状況下で運転手と共有される制御のためにco-pilot(副操縦士)機能を追加することです。このように洗練された計算集約型の次世代ADASシステムは、Freescale S32Vのような強力で複雑な新しいプロセッサを、同時に利用する必要があります。そこでは、歩行者の動作や、他の車、車線、速度制限標識等々を理解して予測するために、カメラ、レーダー、超音波、無線信号を融合する何百万行ものコードが制御されつつ、最高の機能安全とサイバーセキュリティが保証されたレベルが常に要求されます。

Freescale S32V上で実行するGHSのADAS向けプラットフォームは、こうした性能、安全性、セキュリティ、拡張性への挑戦を比類なく満足させる理想的な開発・展開プラットフォームです。

  • products/multi/function.html#detail04安全性とセキュリティアプリケーションに対し、最も信頼でき、かつ認証された分離アーキテクチャのリアルタイムOS INTEGRITY
  • Graphics Processing Unit(GPU)上のCogniVue社のデュアルAPEX-642イメージプロセッシングコア、Image Signal Processor(ISP)、OpenGL 3Dからのハードウェアアクセラレーテッドイメージ、およびフュージョンプロセッシング
  • EEMBC®で新記録を樹立した、クアッドCortex-A53コア、NEONシグナルプロセッシング拡張、および追加統合されたCortex-M4 MCU 向けC/C++最適化コンパイラ
  • INTEGRITY Multivisor™のセキュアな仮想化技術によるオプション
  • S32Vセキュリティ暗号化ユニットを活かしたGHSのFIPS 140-2、およびNSA Suite B暗号ライブラリ
  • 開発ツール、およびリアルタイムOSの双方のためのISO 26262認証サービス一式、およびライフサイクルサポートへの明確な方針
  • その可視性によってコードの動作を深く掘り下げる開発ツール — 動的実行解析ツール TimeMachine™、統合開発環境 MULTIランタイムエラー検出、MISRA-Cチェック、静的ソースコード解析ツール DoubleCheck™

 

■ Green Hills Software, Inc.(GHS)について

Green Hills Software社は1982年に設立され、独立系として最大の組込みソフトウェア・ソリューション・プロバイダです。2008年、GHSのINTEGRITY-178B リアルタイムOSは史上初めて、また唯一 NIAP(米国国家情報保証パートナーシップ:NSAとNISTの共同事業)により ”EAL6+, High Robustness“ として認証されました。これは、これまでソフトウェア製品が達成した最高レベルのセキュリティです。GHSのオープン・アーキテクチャの統合開発ソリューションは、機器に緊密に組込まれ、セキュリティが絶対的に重要で高い信頼性をもち、工業界の認証を受けたソリューションを求める軍事・航空、医療、工業、自動車、ネットワーク、および家電分野のアプリケーションを対象としています。本社は米国カリフォルニア州サンタバーバラで、欧州本社を英国に構えており、日本を含むアジア地域では、GHSの技術パートナーである株式会社アドバンスド・データ・コントロールズがサービスを提供しています。GHSに関する詳しい情報は、Webサイト http://www.ghs.com/ をご覧ください。

 

■ 株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)について

アドバンスド・データ・コントロールズは、1982年に設立され、「最適なソフトウェア開発環境」 を常に追求し、時代を先取りしたベスト・ソリューションをトータルに提供するリーディングカンパニーです。ワールドワイドなアライアンス体制を強みに、Green Hills Software社の技術パートナーとして、ローエンドからハイエンド製品まで対応した組込みシステム開発ソリューションを日本の顧客ニーズに対応した形式で提供しています。また、CAN/FlexRayの設計・解析ツールやコンフォーマンス認証などの車載ネットワークソリューションにも力を入れています。ADaCに関する詳しい情報は、Webサイトhttp://www.adac.co.jp/ をご覧ください。

 

【本件に関するお問合せ】

株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ  営業本部 企画部TEL:03-3251-3170 / FAX:03-3251-3167
E-mail:planning@adac.co.jp

*Green Hills Software、およびINTEGRITY、Multivisor、MULTI、TimeMachine、DoubleCheckは、米国、およびその他の国におけるGreen Hills Software,Inc. の商標または登録商標です。その他の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

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