::ニュース > ニュース・プレスリリース(2002年) > 弊社はTOPPERSプロジェクトに参加しました (2002年4月19日)
このたび、、弊社はTOPPERSプロジェクトに参加する運びとなりました。
TOPPERSプロジェクトは、ITRONプロジェクトの成果をベースとして、組み込みシステム基盤となる優良なフリーソフトウェアを開発し、ソースを公開することで、組み込み業界の発展に寄与することを目的としています。
弊社は、この目的に賛同するとともに、TOPPERSプロジェクトの成果を利用したシステムに対し、優れたソフトウェア開発環境を提供します。
弊社の最初の成果として、TOPPERSプロジェクトで開発された、μITRON4.0仕様のTOPPERS/JSPカーネルソースを、GHSの開発環境に適するように修正したソースを 『 eFOSi 』(イーフォスアイ)と命名し、これを無償で提供しております。
トロン協会は、4月15日に都内で記者発表会を開催し、メモリー保護機能を持つμITRON仕様OSを開発したことを発表しました。 関連報道は下記 URL をご参照ください。
http://ascii24.com/news/i/soft/article/2002/04/15/635200-000.html
記者発表会において、TOPPERSプロジェクトのリーダーである豊橋技術科学大学助教授の高田広章氏より、『TOPPERS/JSPカーネル Release1.3』の配布開始と、TOPPERSプロジェクトへ下記4社が参加することを併せて発表しました。
組込みシステム業界の有力企業4社がTOPPERSプロジェクトに参加いたします詳細は下記 URL をご参照ください。
http://www.ertl.jp/TOPPERS/
以下は、その抜粋です。
TOPPERSプロジェクトは、組込みシステム構築の基盤となる各種のソフトウェアを開発し、良質なフリーソフトウェアとして公開することにより、組込みシステム技術ならびに業界の発展に資することを目的としたプロジェクトです。
豊橋技術科学大学 組込みリアルタイムシステム研究室(高田研究室)を中心として、プロジェクトの趣旨に賛同してソフトウェア開発/保守を分担する組織・個人により推進されています。
ITRONプロジェクトにおいて標準化されたμITRON仕様は、業界標準として広く使われている一方で、ソフトウェア部品の不足やソフトウェア開発環境が弱いという問題点を抱えています。TOPPERSプロジェクトは、μITRON仕様のリアルタイムカーネルなど、技術的に成熟したソフトウェアをフリーソフトウェア化することで、多くの企業が同種のソフトウェアを開発しているという重複投資の問題を解決し、各社の開発投資をより先端的なソフトウェア部品やソフトウェア開発環境の開発に向けることを狙っています。
今回新たに参加する企業は、フリーソフトウェアの開発/保守も担当するとともに、TOPPERS/JSPカーネルに関連したサービスを提供することになります。
これにより、大学を中心に開発されたフリーソフトウェアが産業界に還元され、その活用が促進されるものと期待されます。
豊橋技術科学大学 助教授 高田広章氏からのコメント「TOPPERSプロジェクトは、各社の持つ技術力を結集し、組込みシステム技術の分野における日本の国際競争力を高めることを大きな目標としています。今回、組込みシステム業界の有力企業に参加いただけることになったことは、この大きな目標に向けての第一歩であると位置付けています。
今後とも、プロジェクトの発展、引いては組込みシステム技術ならびに業界の発展のために、尽力していきたいと考えております。
より多くの方にプロジェクトの趣旨にご賛同いただき、ご協力をいただけると幸いです。」
東京大学 教授・トロンプロジェクトリーダ 坂村健氏からのコメント「トロンプロジェクトは、『どこでもコンピュータ』時代のリアルタイムシステムとして20年前からはじめたプロジェクトで、いまやリアルタイム組込みコンピュータの世界ではデファクトスタンダードとなっています。
そしてプロジェクトの進め方はオープン。
これはできるだけ制約をなくし自由にいろいろなことができるということです。このような中でTOPPERSプロジェクトが出てきたことは、TRONのオープンシステムとしての広がりを証明するものとして歓迎すべき事であります。」